加藤 高志郎さん

愛知医科大学出身

聖マリアンナ医科大学病院に来て、進路を医者にして良かったと思うことができました

加藤 高志郎さん

Message

病弱だった少年時代を乗り越え、学生時代は水泳に打ち込みながらも勉学に励んでいた加藤さん。
そんな加藤さんは人生の節目節目で医療の素晴らしさに触れ、医者になることを決意しました。
聖マリアンナ医科大学病院では、温かい仲間たちと指導医の先生方に囲まれて「医者を目指して良かった」と心から思えているそうです。

自分の病気や怪我を治してくれた
医療の道へ進みたい

小学生の頃は病弱というか、喘息があって救急車で運ばれて入院を繰り返すこともありました。
その時に、小児科の先生に対応をしてもらい「病気を治せるってカッコいいな」と思った時から漠然と医者になりたいと思っていました。

それに加えて、高校の時に靭帯を切ってしまい、歩けなくなったのを走れるようにしてもらって、医療ってすごいなと改めて思い、医者になりたい気持ちが強まりました。
靭帯を切ってしまったのは、サッカーの試合をしている時です。
本当は5歳から水泳を頑張っていたので、違う種目で怪我をしてしまったことは残念でした。

水泳は本気でやっていて、通っていたスイミングクラブで18歳以下の日本代表に選ばれ、ハワイで試合をしたこともありました。
西日本医科学生総合体育大会でもメダルを頂いた事があります。
今は近くのプールに泳ぎに行く程度ですが、医者も体力勝負な面もあるので、トレーニングとしても良いと思っています。

全国トップクラスの放射線科に惹かれて
聖マリアンナ医科大学病院へ

大学6年の頃までは通っていた大学のある愛知県の病院に行こうと考えていましたが、父が体調不良となり、そばにいたいと思って実家近くの神奈川の病院を探すことにしました。
学生時代に放射線科の先生によくしてもらっていたこともあり、放射線科が全国トップクラスと評価されている聖マリを志望しました。

放射線科は全身をくまなく画像で見る科で、まさに「全身が診れる」ということが魅力だと思います。
聖マリは特にIVRが強く、救急と放射線の連携もトップクラス。
元々、救急にも興味があったので、聖マリに入って良かったです。

先生方から自信をもらい、
進路を医者にして良かったと思えた

僕は他大学出身なので、研修医となった初期は大変なこともありました。
例えば、レントゲンを撮る場所や採血の場所がわからない。

知り合いもいなくて、「これやっておいてね」と言われても場所すらわからず辛かったです。
そんな時に聖マリ出身の同期や、それに気付いた先生が教えてくれたので助かりました。
聖マリの皆さんは、本当に優しくてフランクに接してくれます。
人が良くて、真面目で、バランスが取れた素敵な方が多い印象で、そこが聖マリの良いところだとも感じています。

また、「君は医者に向いているから良い医者になると思う」と色々な先生から言ってもらったことがありました。
勉強面とかではなく「患者さんに寄り添う姿勢など、人間的な部分が医者に向いているね」とも言ってもらい、自分を肯定してくださったと思って本当に嬉しかったです。

将来は開業して
地域のお医者さんになりたい

根本的な目標として、医学部に入る前から「加藤先生に診てもらえて良かった」と言われる医者になりたいと思っていました。今もその気持ちは変わりませんが、実情が少し見えてきて、幅広く様々な疾患を診たいと思うようになってきました。

大学病院にいて的外れかもしれませんが、大学病院は専門性が高いことが多く、将来的には誰もが想像するようなクリニックのお医者さんになりたいと思っています。
救急放射線科医になりたい思いもありますが、それよりも地域のお医者さんが今の目標です。

聖マリでも、ずっと大学病院にいるわけではなく、開業医となる方が多くいます。今年の4月から開業するという方とも出会いました。
僕が開業する時にも、クリニック同士の繋がりを作ることができるので、そういった面も聖マリで研修医として働くメリットになると思います。

健全な環境で学べるこの場所は
とても良い環境だと思います

大学の同期であまり自宅に帰れていないという人もいますが、聖マリは環境がしっかりしているので、あまりストレスを感じずに働ける環境だと思います。
僕はガツガツやりたいタイプなので、自ら望んで長い時間働いたこともあり、その時は「働きすぎではないか?」と指導医の先生から指導を受けたことがあるくらいです。

他大学から来て一年目ですが、これから研修医になる方には「良い方々がいっぱいいるので気軽に来てください!」と伝えたいです。
僕も微力ながら、できることは何でも教えたいと思っています。