加藤 諒さん

聖マリアンナ医科大学出身

医学的なことだけでなく、退院後の生活まで考えるのが実際の現場だと知りました

加藤 諒さん

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高校までは野球漬けの生活、大学入学後もアメフトに打ち込んでいたというスポーツマンの加藤さん。
現場に入って患者さんと向き合うことは医学的な面だけではないと知り、毎日勉強の日々だと言います。
そんな加藤さんの研修医としての最初の半年間はどのようなものだったのでしょうか。

スポーツに打ち込む日々から
勉強漬けの日々を乗り越えて医者の道へ

一際目立つ体格の良さで見た目からスポーツを懸命に取り組んできたことがわかる加藤さん。
そこからなぜ医者になろうと思ったのでしょうか。

「元々は医者になるつもりはなく、プロ野球選手になるために頑張っていました。高校生の頃に引っ越しをしたことが医者になろうと思うきっかけに繋がりました。」

引っ越したことで父親の経営するクリニックと実家が同じエリアとなり、患者さんの感謝の言葉を直に聞くようになったことで医者の凄さを感じたそうです。

「患者さんから“加藤先生じゃなきゃダメなんだ”という言葉などを聞き、周囲の人に尊敬されるお医者さんの凄さを感じました。その時は部活に専念していたので、すぐに勉強に没頭することはできませんでしたが、、、」

加藤さんの所属する野球部は過去に甲子園出場経験もある名門校で、現役中は勉強に時間を割くことが難しかったそうで、1浪して猛勉強の末、聖マリアンナ医科大学に入学出来たと言います。

「浪人中は友達と遊ぶこともせず、勉強に打ち込みました。大学に入ったら今度はアメフトに打ち込みましたが、スポーツをしている方が色々と調子が良いんです。」

まずは医学的なことだけでなく、
患者さんを最初から最後まで1人で対応できるようになりたい

1浪したものの大学はストレートで卒業したという加藤さん。
研修医としてなぜ聖マリアンナ医科大学病院を選択したのでしょうか。

「出身大学ということもあり、OBなど知り合いが多くいる環境であることはポイントでした。実際に働いてみても知り合いがいて良かったと思う場面もありました。また、大学病院だけど大学病院っぽくないところも魅力に感じました。」

紹介でないとお断りという大学病院もある中、聖マリアンナ医科大学病院では一般の患者さんも受け付けています。
地域の方々と繋がれる事が、加藤さんの中で魅力として感じているそうです。

研修医として働き始めて約半年が経過し、現在の様子をお伺いしました。

「徐々に慣れてきて、患者さんの管理といったことも任せてもらえるようになってきました。医学的なことだけではなく、退院支援、帰宅後の生活についてなど患者さんの背景に対しての業務が意外に多い事に気付きました。

患者さんだけでなく、その家族のことまで考えるなど、任せてもらう事によって実際の現場のことを学べていると言います。少しずつ慣れてきた今、研修医としての今後の目標を聞いてみました。

「まずはこれから医者としてどういったキャリアを積んでいくのかを決めることが先決だと思います。その点で言うと、先輩方が研修後すぐに自立をしないといけなくなるのが大変そうに見えました。今は研修の2年間で1人の患者さんに対して、最初から最後までを1人で出来るようになることが目標です。」

将来的に興味があるのは病院経営。
まずは進む道を決定したい

研修自体は順調に進んでいるという加藤さんですが、興味がある診療科が複数あり進むべき道を決めかねているそうです。

「大学時代は消化器外科になるイメージをしていましたが、研修をしてみると内科の面白さにも惹かれています。具体的には消化器内科と循環器内科、神経内科といったところです。」

とても悩んでいるという加藤さんですが、複数に興味があるというポジティブな悩みのようで、まだ研修で回っていない診療科もあり、すぐには決まるものではないのかも知れません。

「研修の2年間は将来が決まる大事な時間です。そんな日々の中で、人生の道が決まる瞬間が来るかもしれません。正直とても悩んでいますが、それも楽しんでいければと思います。」

将来的には目標とすることもあるそうです。
まだまだ未熟と謙虚に構えながらも、大きな未来を見据えています。

「病院経営に興味があり、大きくいうと病院長になりたいです。大学病院でなくても病院経営をしてみたいと思っています。叶えるのは大変だと思うので実現できるかは分かりませんが、やるなら目指してみたいです。」

まずは自分の力を付けることが先決とも語ってくれた加藤さん。
最後にこれから研修医になる方々に向けてメッセージを頂きました。

「聖マリアンナ医科大学病院は2023年度から新病棟が完成するので、良い設備で仕事のモチベーションに繋がると思います。また、医者の働き方改革も行っていて、出来るだけ定時で終わらせて帰ろうという流れもあり、自分の時間も取りやすいと思います。聖マリアンナ医科大学病院では、社会人としても楽しく過ごせる良い環境だと思います。」