佐々木 雅英さん

聖マリアンナ医科大学出身

病院からの手厚いサポートのもと、貴重な経験をする事ができています

佐々木 雅英さん

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学生時代からスポーツと勉強を両立させて医師への道を切り開いた佐々木さん。
上級医の先生方や研修医仲間など、人間関係が非常に良い事で働きやすい反面、佐々木さん自身は甘えが出てしまったと言います。
それに気づくきっかけとなった出来事を通して、周囲の手厚いサポートに更に感謝の気持ちを持って学べているようです。

父と祖父の姿を見て、
自然と医者を目指していました

父が医者でずっとその姿を見ていたので、家庭環境的にも自然と医者を目指していました。
ただ、中学から始めたバスケにどっぷりハマってしまい、高校もずっとバスケをやってきた感じです。
高校3年生の冬までバスケをしていたこともあり、現役合格はできなかったんですが、1浪して何とか拾ってもらいました。

大学に入ってからも週3回はバスケの練習で日曜は試合。
何もない日は筋トレやバスケのクラブチームにも行っていました。
それでも、バスケ以外は外出する方ではなく、飲みに行くタイプでもなかったので、バスケ以外の時間を勉強に当てていて、もしかしたら効率の良い人間だったのかもしれません(笑)
大学生活はバスケ部ではキャプテン、学園祭副委員長、国試対策委員も務めて、やりたいことは色々やれたと思っています。

バスケは今でも大好きですが、医者になるという決意もずっと持ち続けています。
尊敬する祖父が病気になったときに、父の病院に入院し治療に努める父の姿と、その時に祖父から「頑張って医者になってね」と言われた事は大きなきっかけです。

自分の力ではどうにもならない患者さんに
出会った時に意識が変わった

聖マリアンナ医科大学以外にも合格を頂いた大学もありましたが、実家から近く、祖父の家にも近くて行きやすいなど、総合的に考えて入学を決めました。

そのままこちらで研修もお世話になることになりましたが、上級医の先生との距離が近く話しやすい環境で、それは良い部分でもありますが、私は頼り過ぎてしまったと思います。
その結果、自分の力ではどうにもならない患者さんに出会い、何もできなかったことは本当に辛い経験でした。
そこから仕事に対する姿勢が自分の中で少し変わったと思います。
明確に危機感を覚えた、というシチュエーションが頭に強く残っているので、そういった状況にも対処できるようになるために、積極的に知識や技術を習得しに行かねばと常に思えるようになりました。

先輩に教えていただいた言葉で、「向き不向きより前向き」という言葉があります。
私は一度経験しただけで出来るほど効率の良い人間ではないので、向いてないのかなと思ったこともありますが、この言葉を信じてポジティブに考えて取り組んでいます。

しっかりとサポートしてもらい
貴重な経験ができました

こちらでは研修で手技などいろいろなことをさせてもらえますが、先生方の手厚いサポートの元、難しい処置も任せてもらえた事がありました。
処置は無事成功して患者さんの状態もみるみる良くなり、「命の恩人だ」と言ってもらえたことは、研修医生活の中で一番嬉しかった出来事です。
その日は興奮してなかなか寝付けなかった事を覚えています。

自分一人の力では患者さんに対してどうすることもできなかったかもしれませんが、しっかりとサポートしてもらえたことで本当に貴重な経験ができました。

先輩・後輩の距離が近く、
縦の繋がりが強いところが魅力

上級医の先生に相談しやすい環境で、私は最初甘えてしまいましたが、慣れない環境で仕事をしていく上では重要なポイントだと思います。
良い意味で狭くて、先輩と後輩の距離が近く、縦のつながりが強い環境は魅力的ではないでしょうか。
私は内部生ですが、内部・外部の隔たりもありません。
外部出身の人たちの人柄もあると思いますが、すごく馴染んで楽しく研修をしていると思います。
上級医の先生も研修医を守りつつ働かせてくれるので、働きやすい環境です。

病院の周りが田舎という事が少し気になるかもしれませんが、バスであざみ野や向ヶ丘遊園まで出れば都会へのアクセスも良いですよ。
コロナが収束したら医師バスケも本格的にやりたいと思っているので、バスケ好きの方も大歓迎です!